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「技術だけでなく人間力の強化も大事」V・ファーレン長崎アカデミーダイレクター森保洋

「1人1人の個性を大切に育てる」をコンセプトにアカデミーを運営されているV・ファーレン長崎。カテゴリーもU-12〜U-18、スクールとして小学生、幼稚園児の運営もしており、長崎県の唯一のJリーグクラブとして一貫指導体制を確立し運営をされております。2020年からSgrumを全カテゴリーで導入していただきました。今回、アカデミーダイレクターを務める森保洋さんに、コロナ禍での取り組みやアカデミーでのSgrum活用についてお話を伺いました。

インタビュー:永尾健次
文・写真:Sgrum編集部

森保 洋(もりやす ひろし)V・ファーレン長崎 アカデミーダイレクター
長崎日大高等学校を卒業後、マツダオート広島サッカー部に入団。Jリーグ開幕後はサガン鳥栖で活躍し2000年に引退。引退後はサガン鳥栖でU-18監督、アカデミーダイレクターを務め、2016年からV・ファーレン長崎でU-18監督、アカデミーダイレクターを務めている。

――V・ファーレン長崎の アカデミーではどのように理念を持って運営されているのでしょうか?

森保:子供たちはやはりトップチーム(プロクラブ)を目指しています。もちろんサッカーがうまいだけでは上へ登っていけないので、技術だけでなく人間力といった所を一番強化しております。まさにそこが我々の方針の一つであります。

――人間力という点ではどのように指導しているでしょうか?

森保:トップチームでも実践している人間力の向上を図るプログラムをもとに指導をしています。V・ファーレン長崎で理想としている選手像は「自立した選手」「結果を出せる選手」「愛される選手」。トップチームの選手との交流や、日々のサッカーだけでなく野外イベントなども実施して仲間とのコミュニケーションスキルやチャレンジする力を養っています。

――昨年、コロナウイルスの状況で活動が難しくなり、環境も変わったと思いますが、クラブではどのようなことに気をつけて対応しましたか。

森保:クラブでの自粛はこれまでもあったんですけど、日本全体が自粛という初めての経験でしたね。我々自体もその方針に則り、もちろん活動もできなくなりました。でもその分、コロナ禍という状況で今まで経験できなかったことへのチャレンジができたということは大いにあり、オンラインでの取り組みにチャレンジしました。

――具体的にオンラインで中身としてはどんな事をされましたか?

森保:これまで、対面でやってた研修を全てオンラインにしました。食事や睡眠、トレーニングの研修をオンラインで実施し、一番大きかったのはクラブの中でトップチームを目指している子供たちがトップ選手と直に触れ合うZOOMを使ったコニュニケーションが取れたのはすごく大きかったですね。

――子供たちがトップチームの選手と交流することができるのはなかなかないですもんね。

森保:そうですね。やはりトップチームがこういった時間を割いてくれてやっていただいたことで、選手の人間性を見て、直にトップ選手の言葉を聞けた子供達はひとりひとり意識も高まったという感じに思っております。

――それは子供たちにとって大きいですね。

森保:いや大きかったですね。子供たちも外国人選手とコミュニケーションを取る機会は全くないので、今回、ブラジル人選手の熱い”想い“とかを聞いて本当にそれが子供たちのためになったんじゃないかなと思っています。

――クラブに所属する15歳以上の選手はトップクラブを目指すと思うので、V・ファーレン長崎の一員になってプロをイメージしやすくなるということは一番いいですよね。

森保:そうですね。長崎県としては唯一のプロクラブなので、我々が発信しなくちゃいけない部分と子供たちの将来を導くため、その目標の1つとなれるようにしっかりと色んな部分を発信したいいきたいと思っています。

――ありがとうございます。ではSgrumについてお聞きします。2020年からSgrumを導入していただきましたが、導入するきっかけとなった経緯を教えてください。

森保:我々アカデミーの子供たちは、トップを目指してトレーニングしているんですけど、やはりそこには保護者の力が大切になっています。日頃の活動に関しても連絡のツールは、これまで別のサービスを使ってたんですけど、保護者からのレスポンスなどもなくどうしても一方通行になってしまっていました。今回、Sgrumを利用させていただくきっかけとなったのは「連絡機能が充実」していたのが導入の決め手になりました。

――実際使ってみて感じたことなどございますか

森保:保護者との連絡の量が多くなりました。こちらから連絡をする、保護者から連絡をいただく。それがピンポイントで個人個人にしっかり配信できるというのもそうなんですけど、単純に保護者とのコミュニケーションの量が多くなったなと感じます。

――より保護者とのコミニュケーションの密度を高めることができたと感じていただいてるんですね。

森保:そうですね、やはりコミュニケーションをとることで信頼関係が築けますし、我々もクラブとして連絡手段だけでなく活動について、「安心・安全」ということをしっかり伝えて発信しているので保護者様にも理解の上、子供たちを預けていただけてるのかなと思います。

――スタッフ間での連絡もSgrumをご活用いただいてますよね。

森保:Sgrumを使うことになって、スタッフが発信した内容は共有できますし、発信する前にも共有し間違いなく保護者に案内することができるようになりました。今までは事務局が作成した内容をコーチたちが案内するようになっていたのが、現在はスタッフが作成しているので保護者とのコミュニケーションをしっかり取れるようになりました。スタッフも発信するからには責任があるので言葉の1つ1つを大事にするようになりましたね。

――一番大きく使われている機能はなんでしょうか?

森保:スケジュールの利用は多いです。雨天時の連絡や、試合や大会の際もファイルなどもつけて配信しています。それぞれ終わったあと報告連絡などもしています。先日もジュニアユースのスタートキャンプがあり、1年生の保護者には各スタッフが随時活動内容を配信していたので、安心いただけたかなと感じています。

――コロナの時期なんかはアンケート機能を使ったりしていただいてましたね。

森保:コロナの時期でスクール生にトレーニングメニューを配信するという部分で使わせていただきました。それをみて各自家でトレーニングしてもらって回答もしてもらっていました。

――もっとこんな機能があったらいいなみたいなご要望など自由に。何かございますか。

森保:動画機能かな・・・現状1分までなのでもう少し長くしてもらえたら嬉しいですね。やっぱこう特にユースの子供たちは遠方から来ている選手もいて、その子は全寮制にいるので親御さんに動画でご案内できたら嬉しいなというのはあります。

――動画機能の拡充もしていきたいと思っています。では今後のSgrumに期待することはありますか?

森保:保護者との連絡もそうですけど、大幅に工数の削減をすることができました。現状、特に不自由していることはないんですけど、まだ全機能を利用しているわけでないので、もっとSgrumを活用していきたいと思っています。

――僕らも所属クラブへ説明をするのに、今機能が多くなってきているので、ご活用いただけるように情報をご案内できるように整備していきますね。今回はありがとうございました!

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