【Sgrum活用事例】「本当の意味で自由にサッカーを楽しんでほしい」風間八宏が提唱する独自のサッカースクール|トラウムトレーニング
風間八宏さんが監修するサッカースクール「トラウムトレーニング」では、サッカーにおける技術を言語化し、「止める・蹴る・運ぶ・受ける・外す・見る/見ない」の6つの項目で定義づけています。選手が本当の意味で自由にサッカーを楽しむことができるように、サッカーにおいて必要不可欠な当たり前の技術を、丁寧にこだわりをもって選手に伝えています。日々の業務にSgrumをご利用いただき、具体的には会員管理、情報配信、物品販売、選手や保護者との連絡などの業務を効率化し、スクールの運営に役立てています。今回はトラウムトレーニングでコーチを務めている今井健さん、加藤澪さんにSgrumの使用感を伺いました。
文:Sgrum編集部
写真:トラウムトレーニング
「もっとサッカーがうまくなりたい 」と望む選手のために誕生したトラウムトレーニング。本物の技術を身につけられると評判に。
——トラウムトレーニングのコンセプトを教えてください
今井:トラウムトレーニングでは、子どもたちがサッカーを自由に楽しめるようになるために、サッカーにおいて大切な技術(止める、蹴る、運ぶ、受ける、外す、見る/見ない)をしっかりと選手たちに伝えることを重視しています。子どもたちは、大人には予想もつかないような発想や可能性を持っています。それを表現するために必要な技術を身につけ、本当の意味でサッカーを楽しむことができる選手を育成することが目標です。
——代表の風間八宏さんは現役引退後、桐蔭横浜大学や筑波大学での監督指導後Jリーグの川崎フロンターレ、名古屋グランパスの監督を歴任していますが、なぜ、子どもたちの育成の場「トラウムトレーニング」をスタートされたのでしょうか?
今井:風間八宏さんが大学のサッカー部で指導をしていた際に大学生の選手がどんどん上 手くなっていったので、「もっと若い頃からこの技術を身に付ければ、みんながもっと自 由にサッカーができるようになる」という声があがってきたことがきっかけとなり、トラ ウムトレーニングが設立されました。2010年に筑波大学で子どもたちにサッカーを教える 場を設けたことが原形となって、現在のトラウムトレーニングの形が生まれました。技術 があってこそサッカーをより楽しむことができるため、技術の習得、向上が非常に重要です。そこで、技術の習得そのものが楽しさに直結するようにトレーニングを行っています。 コーチたち自身も選手に技術を見せて伝えるために練習し、より楽しく、効果的なトレー ニングを目指しています。
——トラウムトレーニングの「止める」「蹴る」「運ぶ」はどの年代の子どもたちにも共通して教えているトレーニングなのでしょうか?
今井:この三つの技術は、どの年代の選手たちにも共通して伝えている重要な技術です。 小学生や中学生だけでなく、高校生や大学生、大人にも同じように重要です。「止める」「蹴る」「運ぶ」の技術の定義は同じですが、そこに求める速さ、基準は個人によってど んどん変わっていきます。年代に関わらず、上手くなり続けることに終わりはありません。
——子どもたちを指導する上でスクールとしてどんなことを大切にしていますか?
今井:指導においては1回の練習で選手全員が上達することを目指しています。そのため にたくさんボールを触り、体を動かし、頭を使う。全員がボール、体、頭を動かしている 集中した状態を作ることを重要視しています。個々の選手の特徴に合わせた声掛けや基準 設定も大切にしており、全員が同じことを要求されるわけではありません。それぞれの個 性に適したアプローチを取ることで、個々の成長を促進しています。
——現場では、トラウムトレーニングの指導メソッドをどのように生かしていますか?
加藤:私たちコーチは、代表の風間八宏の指導メソッドをもとに選手一人ひとりに目を向け、それぞれの成長段階に必要な指導ができるよう心がけて毎日トレーニングを行っています。技術を身につけ、高めていくことでもっとサッカーを楽しめるように、常に選手たちの集中力を高められるよう工夫をしています。これらの要素がトラウムトレーニングの根幹を成しており、サッカーの技術を楽しみながら学ぶことで、選手たちが自由にサッカ ーを楽しむことができるようになることを目指しています。
Sgrumを利用しスクールの業務量が大幅に減少。
物販機能などを利用し、売上の向上にも貢献。
——Sgrum導入の効果を教えてください。
今井:トラウムトレーニングでは、以前は口座振替や、連絡にはメーリングリストを使用 していましたが、これらを簡素化し、業務を効率化するためにSgrum を導入しました。 Sgrum 導入後、業務量は確実に減少しました。特に、会費の決済機能では、これまで行っていた書類のやり取りなどの事務作業が減り、業務の効率化が図られました。オンライン決済なので、現金の取り扱いが減ったことで、安全性も向上したと感じています。
——保護者とのコミュニケーションの変化はありましたか?
加藤:Sgrum を使用することで、選手や保護者の皆さんとのコミュニケーション手段が多 様になったと思います。トラウムトレーニングでは地域ごとにそれぞれSgrum アカウント を作っているのですが、まとめて全体宛にメッセージを送ることもできますし、一つひと つの地域の中でグループや個人に分けて連絡を行うこともできます。また、アンケート機 能やイベント時に使えるフォーム作成機能も活用することで、連絡業務の最適化を図る事 ができていると思います。
——物販機能の活用について教えてください。
加藤:物販機能を使ったオリジナルグッズの購入が増えてきました。以前は紙ベースでの 注文だったのですが、オンラインでの購入と決済が可能になったことで、購入手続きが簡素化され売上が増加しました。特にソックスのような実用品は購入頻度が高く、今は注文用紙や現金の提出が必要なくなったため、会員の皆さんにも便利に感じていただいているのではないかと思います。
——トラウムトレーニングの目指す未来とは?
今井:トラウムトレーニングは、技術にこだわり、身につけることで、サッカーをもっと 自由に楽しめるということを伝え続けています。ここでの指導は、「上手くなることが楽 しい」というように、技術と楽しさを追求することができる、サッカーの魅力を最大限に 感じてもらうことができるものでもあると思っています。それらを追求していくことで、 自分自身でどんどん望んでサッカーを楽しめる、自分に期待できる選手がたくさん生まれていってほしいと思います。