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神奈川県サッカー協会、カモメリーグ所属の少年少女サッカークラブ

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~タウンニュース インタビューより~

子どもたちのサッカーで今、何が大事なのか
~ジュニアサッカークラブ 2人の指導者に聞く~

カルペソール湘南 ヘッドコーチ ジオゴ サントス 岡田さん
YS GEM FOOTBALL CLUB 監督 今井浩一さん
~2021年11月22日 タウンニュース インタビューより~


――湘南・県西地域でジュニアサッカーのクラブチームを牽引されているお2人にお会いできてうれしいです。まずはじめに、子どもたちを指導する上で何を一番大切にされていますか

ジオゴ:サッカーを通じて人間として大切なことを学んでほしいと考えています。それは、あいさつや、仲間を思いやる気持ちをはじめ、何よりサッカーを楽しむこと。楽しみながら取り組むからこそ、スポーツの意味があります。カルペソール湘南では「今この一瞬を大切に生きろ!」を合言葉に、「今」を精一杯楽しむことが素晴らしい未来につながると子どもたちに伝えています。たくさんの「今」を積み重ねながら、常にチャレンジし、勇敢に立ち向かってほしい。そして、自信につなげていってほしいです。

今井:専門的なサッカーの原理原則は当然のことながら、「いつでも、どこでも、だれとでも、サッカーを楽しめる選手の育成」を掲げて取り組んでいます。サッカーはボール1つで世界中の人々と仲良くなれるスポーツでもあり、生涯楽しめるスポーツでもあります。この先、子どもたちが進学し、社会人になっても、いつでも、どこでも、だれとでもサッカーを楽しめる選手になってほしい。技術はもちろん、コミュニケーションスキルを身に付けていくことは、普段の生活すべてに共通すると考えています。具体的には、必ず目を見て話し、目のコントロールを鍛えることを重視しています。観察力を養うことは、サッカーにおいても普段の生活においても大事だからです。

――どちらのチームの子どもたちも、サッカーがとても好きですよね

ジオゴ:そう、それが一番大事。勝つためにサッカーをするのではなく、サッカーが好きなことを一番大切にしたいです。点を取った時には子どもたちは思いきりスマイルになる。保護者の方々も、そんな子どもたちを見てうれしい気持ちになるでしょ。ですから、まだ子どものうちは勝つことにこだわらずに、サッカーを大好きになってほしいのです。勝って、トロフィーを掲げることは、もっと大人になってからで良いのです。先日、試合でYS GEMの子どもたちに会いましたが、表情がとても生き生きと輝いていますね。

今井:ありがとうございます。本当にうれしいことです。私は20年ほどサッカーの指導者を務め、今年4月にYS GEMを立ち上げました。子どもたちのサッカー環境を高めていくために、社会経験豊富な大先輩たちに相談し、ヒントをいただきながら日々学んでいるところでもあります。子どもたちはサッカーが好きになると、もっと上手くなりたい、もっと試合で活躍したいと、自ら練習を重ねるようになります。この自主性こそが最も大事で、誰かに言われてやっても意味がない。もちろん、上手くいかなくてつまずくこともありますが、その経験も貴重です。子どもたち自らが「負けて悔しい」「次は勝ちたい」と思っているときの練習は迫力がありますし、意識も高い。上達したいプレーを自ら考えて取り組むので成長が早いです。

――そうは言っても、カルペソール湘南は創設7年目でU-13が県リーグ1部に上がり、U-15は関東大会に出場しました。今井監督も友愛SC時代から何度も県西大会を制覇し、YS GEMでも強豪相手に優勝しています。なぜ、子どもたちはこんなに強くなるのですか

今井:日頃からボールを止める、ボールを動かす、スペースや人を操る、プレスをかけるなど、練習で積み重ねています。しかし、試合中コーチは子どもたちに対してアドバイスや褒めることはあっても、失敗を怒ったり、ベンチから怒鳴って指導することはしません。子どもたちが主体的に考え、行動し、チャレンジすることが大事だと考えているからです。たくさんチャレンジしたら、たくさん失敗もする。その結果、課題を見つけることができます。課題を練習で克服して、試合で生かしていけば良い。また、プレーでもプレー以外でも仲間を思いやる気持ちが大切で、仲間同士で自主的に考え、声を掛け合いながら試合に挑むプロセスが大事です。その結果、チームも勝てるようになることを目指していければと考えています。

ジオゴ:カルペソール湘南も、YS GEMも、勝つためのクラブではありません。今井さんとは考えがとてもよく合いますね。今日もお話ができてうれしい。強いチーム、厳しいチームに入れば、自分の子どもは強くなると思う保護者の方が多いのも事実ですが、それは違うと思います。私はブラジルで育ちましたので、日本とはちょっとスポーツ文化が違います。日本のスポーツ文化では厳しい指導者が求められたりもしますが、私は楽しむ部分と、厳しくする部分のバランスが大切だと思います。なぜならば、時代も、子どもたちのコミュニケーションの方法も変わってきているからです。子どもたちには何よりも、サッカーを楽しんでほしいです。

――子どもにサッカーを楽しんでもらいたいと願いう一方で、子どもにもっと強くなってもらいたいという気持ちから、保護者はついつい口を出してしまうこともあると思いますが、育成において保護者がとるべき態度としてはどのように考えていますか

ジオゴ:「勝たせたい」「強くなってほしい」という保護者の気持ちはすごくよくわかります。もともと私も、保護者の立場でしたから。息子たちの監督は今井さんでした。そのときから、今井さんの信念は変わっていませんね。保護者が子どもに対し期待していろいろ言いたくなってしまうのはわかりますが、試合に出るのは子どもたちです。日本では、できないことや失敗に目がいきがちですが、子どもが保護者の顔色を伺ってサッカーをするようになってしまっては、自分で判断ができなくなってしまいます。我が子を誰かと比べたり、勝ち負けにこだわるのではなく、子どもたちの「サッカーが好き」という気持ちを見守っていってほしいです。子どもの良いところをたくさん見つけて、成長を一緒に喜んだり、楽しんでください。ブラジルでは子どもも大人も皆、サッカーを楽しんでいます。

今井:本当にその通りだと思います。保護者の方々には、勝っても負けても子どもたちを拍手で迎えてほしい。私はこれまで、試合中や負けた後に大人がいくら言葉で伝えても、子どもたちの自主性が育っていかない環境をたくさん見てきました。試合に勝つためにもっと厳しくし指導してほしと思う保護者もいらっしゃるかもしれませんが、子どもたちが失敗を恐れてのびのびとチャレンジできなくなってしまったり、コーチに言われなくてはスイッチが入らいなくなってしまうことこそ、育成の妨げになると考えています。強いチームは、自主性が高い子どもたちが多いです。きっかけは大人がつくったとしても、子どもたち同士で刺激し合える環境をつくっていきたいです。その環境をつくるためには、幼児、小学校低学年、高学年の育成環境がとても大切ですので、育成に対して情熱のあるコーチを増やしていきたいです。


――今後、どのようなことに取り組んでいきたいですか

ジオゴ:もともと、私たちコーチも子どもでした。夢をたくさん持っていました。成長していくにつれ、その夢の選択肢は狭まってきますが、子どもたちの夢を大人が一方的に狭めてはいけません。いずれは選手として引退する時がきます。目標にしていたプロになることができなかったとしても、それでもまだ、輝いている大人を見たら、子どもたちはどんなふうに感じるでしょうか。私はフットサル選手を経て、指導者になりました。子どもたちをもっともっと輝かせるために、私にできることは何なのか、常に考えながらとにかく一生懸命に繰り返していく。スポーツ選手のセカンドキャリアを示していくことは、我々の挑戦でもあります。

今井:友愛SC時代の教え子たちは大学へ進学している子も多く、今、友愛SCの卒団生が5人ほどコーチとして関わってくれています。社会人になる前に子どもたちと向き合い、保護者とコミュニケーションをとることはすごく良い経験になると思いますし、子どもたちにとっても先輩たちが技を教えてくれたり、触れ合ってくれることは、とても素晴らしい経験になると思います。YS GEMも卒団した子どもたちが帰ってきてくれるチームにしていきたいですね。また、箱根町のご協力のもと、9月から箱根町福祉協議会のグラウンドをホームタウンとして使用させていただいております。近隣住民の方々が掃除をしてくださったり、社会福祉協議会の方々が草刈りを手伝ってくださったりと、本当に感謝でいっぱいです。今後は、チームの活動の中に地域のクリーンアップ活動や地域とのスポーツ交流なども取り入れていきたいです。子どもたちが輝ける環境を、地域の皆さんとつくっていきたいと思います。

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