校長からのお手紙
(2025年3月8日)
親愛なる生徒諸君と保護者の皆様
いつもありがとうございます。
校長のムラタぐです。
先日の練習後のこと。
ほんのちょっと雨が降り注ぐ中、
私は傘も差さずに
ある生徒さんのお母様とお話をしていたら…
「濡れちゃうよー」
と私にすっと傘を差し出して、
私の頭を濡れないようにしてくれた生徒
がいました。
"わー!ありがとう!
なんて優しい心配り!"
とキュンとしてしまいました。
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雨が降って
濡れている人あらば
傘を差し出せる
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その優しい心こそが
ラグビーなのだよ。
誰かのための行動を積み重ねるのが
ラグビーだから。
タックルされた仲間がいたら
すぐさま駆けつけボールを守る。
タックルミスした仲間がいたら
すぐさま追いかけカバーする。
ボールを落とした仲間がいたら
敵より先に確保する。
それが、ラグビーなんだよなあ。
困っている人がいたら助ける。
電車にご老人が入ってきたら
さっと立って席を譲る。
相手が一生懸命に
何かを伝えようとしていたら…
その言葉に耳を傾ける。
そっと傘を差し出すように。
「ソウイフモノニ
ワタシハナリタイ」
宮沢賢治の言葉と重なりました。
生徒が想い出させてくれました。
ありがとう。
悲しみの雨が降る心に
傘を差し出すように。
【3.傾聴 人の話をよく聴こう】
そんな姿勢を大切にしていきたいなと、
改めて思います。
有難うございました。
東京セブンズラグビースクール
校長 村田祐造(ムラタぐ)
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