リング設立にはまちづくりや都市計画の視点も大切ー台湾バスケ紀行②
5月29日(金)
監事の山下洋輔です。
「ここにバスケットボールのリングを提案できそうだな」
まちを歩いていると、そういう場所が気になります。
どこに提案すればいいか、想定される課題とその解決策も思い浮かぶようになりました。
体育館だったら、土地と資金があればいいかもしれません。
しかし、ストリートとなると都市計画や道路許可、周辺地域への理解など様々な条件をクリアしなければなりません。
※体育館を建てるにしても、都市計画法・建築基準法の規制など、実際には条件が厳しく、クリアしていくために勉強すべきことはたくさんあります。
リング設置や3x3が求められそうな場所や状況も分かってきました。
ショッピングモールや駐車場、なかなか再開発が進まない駅前や人を集めて、賑わいを生み出すためのイベントなど、3x3と相性の良い状況があります。
オリンピック•パラリンピックに向けて、ストリートが盛り上がっています。
スケボーパークを作りたいという方々の活動からも、リング設立に参考になる点が沢山あります。
スケボーパークでは、公園だけでなく、高架下、調整池、休日の市役所の駐車場、夏以外でのプール、高架下などに、働きかけていきます。
これまで眠っていたスペースを、有効活用し、まちの可能性を引き出すような提案をします。
そういった視点でまちを歩くと発見があります。
前々回、ご紹介した台北でのバスケットボールコートの続きです。
台北の忠孝新生駅から台北の華山1914(文化創意産業円区)へ向かう途中、高速道路の高架下にあるスケボーパーク(新生高架橋下滑板場)に出会いました。
私が訪れたのは土曜の朝とお昼頃、中学生くらいの仲間たちや、一人でもくもくと練習する人、母親が見守る小学生など、多様な利用者でした。
奥には、バスケットボールコートが併設されています。
すごく熱いバスケットプレイヤーが集まってきている感じでした。
コンテナハウスの事務所があり、おそらく台北市から委託されたような警備員が常駐していました。
新生高架橋下運動場
所在地: Xinsheng Elevated Road, Zhongzheng District, Taipei City, 台湾 100
公園でのリングも発見
公式試合のバスケットボールのコートの大きさは満たしていように見えます。
手作り感あるネットです。
しかし、そんなことよりも、ここに来れば、誰かとバスケットボールを楽しめる。そんな魅力あるコートでした。
照明は整っていました。
今、私たち305 Basketballでは、鎌田理事が、柏市周辺のストリートバスケットボールリングマップを作成中です。
皆様からの情報のご提供もお待ちしています!