お初の杉本です。
5月23日(土)
はじめまして
杉本です。
今週から土曜日のブログ担当になりました。
どうぞよろしくお願いします。
初回はなぜ自分が305の活動に参加したいと思ったのかをお話させてください。
自分は部活を通じてバスケを始めたわけではありません。父の仕事の都合でオーストラリアにて中学時代を過ごしたのですが、オーストラリアにはそこらかしこにバスケットリングが設置されていました。そしてそこでは老若男女関係なくバスケを楽しむ人々の姿がありました。オーストラリアに行って間もない頃は言葉もわからない、友達もいないのないないづくしで毎日が憂鬱でしたが、そんな時にバスケと出会いました。なんとなくシュートを打っていたら近所に住む同い年の男の子が、一緒にバスケしよう(当時は何を言われたのかわかりませんでしたが)と声をかけてくれました。バスケを通じて友達ができたことがすごくうれしかったのを今でも覚えています。それ以来ほぼ毎日そのコートでバスケをするようになりました。時には大学生相手に、時には小学生と一緒に、時にはお父さんと呼べる年代の方ともバスケをしました。
オーストラリアのストリートコートにもある種のマナーがあって、基本的にあるグループだけで独占するというようなことはありません。集まったメンバーでピックアップゲームを行います。後から来た人がいればその人も加えてゲームをします。人数が多くなれば、勝ち残り制になり、待っていた人が優先で次のゲームに出ることができます。どんなに下手くそでも必ずゲームに出るチャンスがありました。そうやってみんなでバスケを楽しむという文化がオーストラリアにはありました。
日本ではバスケはなかなか敷居の高いスポーツです。まずリングがない。あっても経験者に占領される。体育館も予約を取らないと基本的に使えない。その予約も既存のチームに抑えられていてめったに取れない。つまり日本ではチームに属していないとバスケがしにくい環境にあります。それは初心者にとってはあまりにも敷居が高いように思うのです。でも本来はボールとリングがあればできるスポーツです。305の活動を通じて、リング設立にとどまらず、文字通り『誰もが気軽にバスケが出来る環境・文化を創りたい』と考えています。それが達成できたとき、自分と同じように、人生を変える人との出会いが多くの人に生まれると信じています。