「街にバスケットを」回想〜その1
5月4日月曜日
皆さん、GW真っ只中のStay Homeいかがお過ごしでしょうか。私も家で出来ることを探し、フィットネスバイクでいい汗を流したり、YouTubeで海外バスケを観まくったり、ベランダに椅子を出して読書したり、まあまあ楽しんでいます。
それでは2回目の投稿となります。今回から何回かにわたって、なぜこんなにバスケットボールを愛しているか、305Basketballのプロジェクトに共感しているのかということをお届けしたいと思います。
305Basketballのリング設立、現在はコロナ禍により自粛中ですが、この活動は、バスケットを生活の中に根付かせるためにも、そして日常の一部となり、文化とするためにも本当に素晴らしいものです。今回はその文化に触れ、街や公園にリングをという想いの原点となる話です。
私が高校3年、卒業を間近にした2月に柏市の親善使節団として友好都市であるグアムに行かせていただきました。スポーツ交流として現地の高校生やクラブチームと試合をしたのですが、その際に驚く光景を目にしたのです。
試合が行われたのは、日本の総合体育館のような場所ではなく普通の体育館。それでも観客席がフロアからつながっていて、ちょっとレトロな電光掲示板もあり、いわゆるアメリカのジムといった感じでした。試合開始時間が近づくと、バスケをやっていそうな若者だけではなく、小さい子を連れた親子や、年配の方までが続々集まってきます。試合ではもちろん地元グアムのチームを応援しているのですが、我々がナイスプレーをすると、拍手や歓声を送ってくれるんです!国民性もあるとは思いますが、バスケットボール観戦を心から楽しんでいるのが分かりました。そして試合終了後にコートが空くと、さっきまで観戦していた人たちがコートに降りてきて、シュートしたり親子で1on1したり、今度は自分たちがバスケをして楽しんでいるんです。日本では滅多に見ない光景でした。誰もがバスケットボールを生活の一部としているからこそだと思いました。
現地での移動時にも、街の至る所にバスケコートがあり、ピックアップゲームみたいなものが行われていました。残念ながら、そこには行けなかったのですが、日本ではあり得ない光景だったので、とても羨ましく、いつか日本でもこんな光景が当たり前にならないかなと考えていました。
日本のバスケはアメリカに30年遅れていると言われます。私が高校3年で受けた衝撃から26年が経ちます。あと4年、どこまであの光景に近づけるか、バスケットボールが文化として根付くか、305Basketballの活動がいよいよ楽しみになってきました!