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コーディネーション(Coordination)とは、『自分の身体を安定させ』、その上で『自分の身体を自由自在に動かせる』能力です。もう少し細かく言うと、バランスやリズム、反応や定位(自 分の位置を知るための能力)などが挙げられます。状況を目や耳など五感で察知し、それを頭で判断し、具体的に筋肉を動かすといった一連の過程をスムースに行う能力をいいます。巧みに身 体を動かすには、このコーディネーション能力が必要です。一般に、スポーツ選手について「あの選手は身のこなしがよく、運動神経が優れている」とか、「状況判断がいい」「ボールさばき がうまい」といった表現をします。子どもたちの動きに目をやると、バランスをとるのがうまい子や、リズムに合わせてからだを動かすことが得意な子がいます。このような人たちの動きに隠 されているのが「コーディネーション能力」であり、この能力を高めようとするのが、「コーディネーション トレーニング」です。
アジリティ(Agility)とは、「敏捷性」のことです。素早い方向転換や切り返し、左右や前後方への速い移動のことです。上手く減速してバランスよく方向転換することです。サッカーやバレ ーボール、バスケットボール、テニスなどたくさんのスポーツで要求される動きです。上手く進行方向を変えるには、良い姿勢や優れたバランスが必要とされます。とても大切かつ多くの場面 で使われる動きでもあります。
スピード(Speed)とは、「トップスピード」のことです。『ストライド(歩幅) x ピッチ(脚の回転)=スピード』。一歩の歩幅を広くし、脚の回転を速くすることで、トップスピードが 上がります。股関節に柔軟性が十分あるかどうか、とても大切になります。また、ある程度の脚力も必要になります。ストライドの安定とスピードを高いレベルで維持させることです。トッ プスピードが必要な状況は直線的な動きの場面です。陸上競技の100メートルを想像されますが、サッカーやラグビー、アメリカンフットボールなどで、直線的なトップスピードは要求されます。
クイックネス(Quickness)とは、「素早さ」のことです。止まっている状態からの速い反応とその動きのことです。良いバランスで上手く方向転換(アジリティ要素)した後、最初の数歩 をどれだけ無駄なく、上手くアクセレーション(加速)させるかです。野球の盗塁は代表的な例です。サッカーやバスケットボール、様々なスポーツで必要とされる動きです。周囲360度、 いつスタートするかわからない場面が起こるスポーツで現れる動きになります。
埼玉県日高市駒寺野新田177-2
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